「焼き鳥の串は日本版ダーツ『かみかぜ』の矢だった」は本当か?
公開日 / 執筆 DemaGase編集部
結論
「焼き鳥の串は日本版ダーツ『かみかぜ』の矢だった」という説の判定は「誤り」。焼き鳥の串は、鳥肉などを直火で焼くための調理道具だ。
判定
信頼できる資料で否定されている、または根拠がまったく確認できず、事実として扱えない説です。 「誤り」と判定した記事の一覧
よくある説(俗説)
焼き鳥の串は日本版ダーツ「かみかぜ」の矢であり、かみかぜに勝った人は好きなだけ具材を刺すことができた
焼き鳥の串は、もともと「かみかぜ」という日本版ダーツの矢で、その遊びに勝った人は好きなだけ具材を串に刺して食べられたという話がある。細くとがった串の形がダーツの矢を思わせるため、ありそうに感じられる。
検証
「かみかぜ」という日本版ダーツの遊びが存在したことを示す資料は見当たらない。焼き鳥について『日本大百科全書』は、鳥の肉を一口大に切って串に刺し、たれをかけながら焼いたものと説明している。明治・大正のころまでは、焼き鳥といえばツグミやスズメなどの小鳥を姿のまま直火で焼いたものを指したとされる。串は食材を火にかざして焼くための調理道具として使われてきたもので、遊びの矢を転用したという記録は確認できない。
実際の有力説
焼き鳥の串は、鳥肉などを直火で焼くための調理道具だ。「かみかぜ」という日本版ダーツが存在した記録はなく、串がその矢に由来するという根拠もない。
なぜ広まったか
串とダーツの矢は形が似ており、見た目の連想から由来話を作りやすい。「勝った人は好きなだけ刺せた」という具体的なルールが添えられると、話にリアリティが生まれる。この話は嘘の雑学を意図的に集めたネット記事でも題材にされている。
見分け方
道具の由来話は、形が似ているという理由だけで作られることがある。その道具が古い文献や料理書でどのように説明されているかを確認し、由来とされるもの(この場合は遊び)が実在したかどうかを別に調べるとよい。
よくある質問
- Q. 「焼き鳥の串は日本版ダーツ『かみかぜ』の矢だった」は本当?
- A. 「誤り」です。「かみかぜ」という日本版ダーツの遊びが存在したことを示す資料は見当たらない。
- Q. 「焼き鳥の串は日本版ダーツ『かみかぜ』の矢だった」という説の真相は?
- A. 焼き鳥の串は、鳥肉などを直火で焼くための調理道具だ。
- Q. 「焼き鳥の串は日本版ダーツ『かみかぜ』の矢だった」という説はなぜ広まった?
- A. 串とダーツの矢は形が似ており、見た目の連想から由来話を作りやすい。
- Q. 似た俗説を見分けるには?
- A. 道具の由来話は、形が似ているという理由だけで作られることがある。
出典
- 焼き鳥(日本大百科全書)— コトバンク
この記事について
執筆: DemaGase編集部 / 検証日: 2026-09-29 / 最終更新日: 2026-09-29
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