「桜餅が開発されたのは秋ごろ」は本当か?
公開日 / 執筆 DemaGase編集部
結論
「桜餅が開発されたのは秋ごろ」という説の判定は「不明」。桜餅(長命寺桜もち)は1717年に考案されたとされるが、考案された季節の記録は確認できない。
判定
資料が不足しており、正しいとも誤りとも判断できない説です。新しい資料が見つかれば判定を見直します。 「不明」と判定した記事の一覧
よくある説(俗説)
桜餅が開発されたのは秋ごろである
春の和菓子の代表である桜餅は、実は秋ごろに開発されたという話がある。桜の葉を塩漬けにして使うことから、葉が落ちる秋に考案されたという説明も考えられ、意外性のある雑学として語られる。
検証
関東風の桜餅の元祖とされる東京・向島の「長命寺桜もち」によると、創業者の山本新六が享保2年(1717年)に隅田川の土手の桜の葉を樽で塩漬けにし、試みに桜もちを考案して長命寺の門前で売り始めたのが由来とされる。ただし、店の説明や一般に知られる資料には、考案したのが何月ごろだったかという季節の記録は見当たらない。桜の葉の塩漬けは葉が茂る時期に作られるのが一般的で、葉が落ちる秋に考案したと言える根拠もない。考案の季節については、現時点では判断できない。
実際の有力説
桜餅(長命寺桜もち)は1717年に考案されたとされるが、考案された季節の記録は確認できない。「秋ごろに開発された」という主張を裏付ける根拠は見当たらない。
なぜ広まったか
春を象徴する菓子が「実は秋生まれ」という話は、季節の逆転という意外性があり、雑学として面白く聞こえる。桜の葉を使うことから、落ち葉の季節との連想も働きやすい。この話は嘘の雑学を意図的に集めたネット記事でも題材にされている。
見分け方
食べ物や商品の誕生秘話は、考案者の店や企業が伝える由来を確認するとよい。年は伝わっていても月や季節までは記録されていないことが多く、細かすぎる情報が付け加えられている場合は根拠を確かめたい。
よくある質問
- Q. 「桜餅が開発されたのは秋ごろ」は本当?
- A. 「不明」です。関東風の桜餅の元祖とされる東京・向島の「長命寺桜もち」によると、創業者の山本新六が享保2年(1717年)に隅田川の土手の桜の葉を樽で塩漬けにし、試みに桜もちを考案して長命寺の門前で売り始めたのが由来とされる。
- Q. 「桜餅が開発されたのは秋ごろ」という説の真相は?
- A. 桜餅(長命寺桜もち)は1717年に考案されたとされるが、考案された季節の記録は確認できない。
- Q. 「桜餅が開発されたのは秋ごろ」という説はなぜ広まった?
- A. 春を象徴する菓子が「実は秋生まれ」という話は、季節の逆転という意外性があり、雑学として面白く聞こえる。
- Q. 似た俗説を見分けるには?
- A. 食べ物や商品の誕生秘話は、考案者の店や企業が伝える由来を確認するとよい。
出典
- 長命寺桜もち 創業三百年— 長命寺桜もち 山本や
この記事について
執筆: DemaGase編集部 / 検証日: 2026-09-29 / 最終更新日: 2026-09-29
上記の出典をもとに検証しています。検証方針と運営者はこのサイトについてをご覧ください。