「点滴の成分の80%は石油と同じ」は本当か?
公開日 / 執筆 DemaGase編集部
結論
「点滴の成分の80%は石油と同じ」という説の判定は「誤り」。点滴の中身の大半は水で、電解質や糖、アミノ酸などを体に合わせた濃度で溶かしたもの。
判定
信頼できる資料で否定されている、または根拠がまったく確認できず、事実として扱えない説です。 「誤り」と判定した記事の一覧
よくある説(俗説)
点滴の成分の80%は石油と同じである
病院で使われる点滴は、成分の80%が石油と同じだという話がある。点滴の中身を詳しく知る機会は少なく、薬品のような液体という印象から、化学製品に近いものだと想像されやすい。
検証
点滴(輸液)の大部分は水で、そこにナトリウムやカリウムなどの電解質、ブドウ糖、アミノ酸などが目的に応じて加えられている。代表的な生理食塩液は約0.9%の食塩水で、体液とほぼ同じ浸透圧に調整されている。脂肪を補う輸液には大豆油などの植物油が使われる製品もあるが、石油由来の成分を主体とする輸液は確認できない。点滴バッグやチューブにはプラスチックが使われるが、それは容器であって点滴の成分ではない。
実際の有力説
点滴の中身の大半は水で、電解質や糖、アミノ酸などを体に合わせた濃度で溶かしたもの。成分の80%が石油と同じという根拠はない。
なぜ広まったか
点滴の中身は一般にはなじみが薄く、「化学的なもの」というイメージが石油と結びつきやすい。バッグやチューブがプラスチック製であることが、中身の話と混同された可能性もある。この話は嘘の雑学を意図的に集めたネット記事でも題材にされている。
見分け方
医薬品の成分についての話は、製薬会社や医療機関の解説、添付文書で確認するとよい。容器や包装の材料と中身の成分を区別して考えることも大切。
よくある質問
- Q. 「点滴の成分の80%は石油と同じ」は本当?
- A. 「誤り」です。点滴(輸液)の大部分は水で、そこにナトリウムやカリウムなどの電解質、ブドウ糖、アミノ酸などが目的に応じて加えられている。
- Q. 「点滴の成分の80%は石油と同じ」という説の真相は?
- A. 点滴の中身の大半は水で、電解質や糖、アミノ酸などを体に合わせた濃度で溶かしたもの。
- Q. 「点滴の成分の80%は石油と同じ」という説はなぜ広まった?
- A. 点滴の中身は一般にはなじみが薄く、「化学的なもの」というイメージが石油と結びつきやすい。
- Q. 似た俗説を見分けるには?
- A. 医薬品の成分についての話は、製薬会社や医療機関の解説、添付文書で確認するとよい。
出典
この記事について
執筆: DemaGase編集部 / 検証日: 2026-09-29 / 最終更新日: 2026-09-29
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