「エベレストに最初に登ったのは日本人」は本当か?
公開日 / 執筆 DemaGase編集部
結論
「エベレストに最初に登ったのは日本人」という説の判定は「誤り」。エベレストの初登頂は1953年のヒラリーとテンジン・ノルゲイによるものだ。
判定
信頼できる資料で否定されている、または根拠がまったく確認できず、事実として扱えない説です。 「誤り」と判定した記事の一覧
よくある説(俗説)
エベレストに一番最初に登頂した人は日本人である
世界最高峰のエベレストに初めて登頂したのは日本人だという話がある。日本人登山家がエベレストで歴史的な記録を残したという話を聞いたことがある人も多く、そこから連想されやすい。
検証
エベレストの初登頂は、1953年5月29日、イギリスの遠征隊に参加したニュージーランドのエドモンド・ヒラリーと、ネパール生まれのシェルパ、テンジン・ノルゲイによって達成された。これは広く確立された歴史的事実だ。一方、日本人がエベレストで歴史的な「初」を記録したことは事実で、1975年5月16日には田部井淳子が女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功している。「日本人が最初に登った」という話は、この女性初登頂の記録と混同された可能性がある。
実際の有力説
エベレストの初登頂は1953年のヒラリーとテンジン・ノルゲイによるものだ。日本人の田部井淳子は1975年に女性として世界初の登頂を果たしている。
なぜ広まったか
田部井淳子の「女性初」という偉業が、「女性」という条件が抜け落ちたまま伝わると、「日本人が初めて登った」という話に変わりやすい。記録に付いている条件(女性、最年少、無酸素など)は省略されやすい部分だ。この話は嘘の雑学を意図的に集めたネット記事でも題材にされている。
見分け方
「世界初」「最初」といった記録の話は、どんな条件での記録なのかを確認するとよい。「女性初」「無酸素初」など条件付きの記録が、条件なしの記録として語られていないかに注意したい。
よくある質問
- Q. 「エベレストに最初に登ったのは日本人」は本当?
- A. 「誤り」です。エベレストの初登頂は、1953年5月29日、イギリスの遠征隊に参加したニュージーランドのエドモンド・ヒラリーと、ネパール生まれのシェルパ、テンジン・ノルゲイによって達成された。
- Q. 「エベレストに最初に登ったのは日本人」という説の真相は?
- A. エベレストの初登頂は1953年のヒラリーとテンジン・ノルゲイによるものだ。
- Q. 「エベレストに最初に登ったのは日本人」という説はなぜ広まった?
- A. 田部井淳子の「女性初」という偉業が、「女性」という条件が抜け落ちたまま伝わると、「日本人が初めて登った」という話に変わりやすい。
- Q. 似た俗説を見分けるには?
- A. 「世界初」「最初」といった記録の話は、どんな条件での記録なのかを確認するとよい。
出典
- Conquering Everest— Smithsonian Magazine
- Junko Tabei— Wikipedia
この記事について
執筆: DemaGase編集部 / 検証日: 2026-09-29 / 最終更新日: 2026-09-29
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