「サッカーには誕生当時『ブルーカード』があった」は本当か?
公開日 / 執筆 DemaGase編集部
結論
「サッカーには誕生当時『ブルーカード』があった」という説の判定は「誤り」。サッカーでカードが使われ始めたのは1970年のワールドカップからで、誕生当時にブルーカードはなかった。
判定
信頼できる資料で否定されている、または根拠がまったく確認できず、事実として扱えない説です。 「誤り」と判定した記事の一覧
よくある説(俗説)
サッカーが作られた当時の試合には「ブルーカード」があった
サッカーには、もともとイエローカードやレッドカードのほかに「ブルーカード」があり、今では使われなくなったという話がある。近年ブルーカードの導入が話題になったこともあり、昔あったものが復活するように感じられる。
検証
サッカーの試合で色つきのカードが使われるようになったのは、ルールが統一された19世紀よりずっと後のことだ。イングランドの審判ケン・アストンが、1966年ワールドカップでの判定の混乱をきっかけに、信号機の色をヒントに警告と退場を色で示す方法を考案し、イエローカードとレッドカードは1970年のワールドカップで導入された。つまり、サッカー誕生当時にはカード自体が存在しない。一方、ブルーカードについては、2024年に競技規則を定める国際サッカー評議会(IFAB)が、選手を一時的に退出させる「シンビン」の試験導入にあわせて検討していると報じられたが、国際サッカー連盟(FIFA)が反対を表明するなどして、導入は見送られた。
実際の有力説
サッカーでカードが使われ始めたのは1970年のワールドカップからで、誕生当時にブルーカードはなかった。ブルーカードは2024年に試験導入が検討されたことがある新しい案だ。
なぜ広まったか
2024年のブルーカード導入案は世界的に報道されたため、「ブルーカード」という言葉自体には聞き覚えがある人が多い。聞いたことのある言葉を過去の話に結びつけると、「実は昔あった」というもっともらしい雑学になる。この話は嘘の雑学を意図的に集めたネット記事でも題材にされている。
見分け方
スポーツのルールや道具の「昔はあった」という話は、その制度がいつ導入されたかを調べるとよい。現在の制度そのものが比較的新しい場合、それより前に派生ルールがあった可能性は低いと判断できる。
よくある質問
- Q. 「サッカーには誕生当時『ブルーカード』があった」は本当?
- A. 「誤り」です。サッカーの試合で色つきのカードが使われるようになったのは、ルールが統一された19世紀よりずっと後のことだ。
- Q. 「サッカーには誕生当時『ブルーカード』があった」という説の真相は?
- A. サッカーでカードが使われ始めたのは1970年のワールドカップからで、誕生当時にブルーカードはなかった。
- Q. 「サッカーには誕生当時『ブルーカード』があった」という説はなぜ広まった?
- A. 2024年のブルーカード導入案は世界的に報道されたため、「ブルーカード」という言葉自体には聞き覚えがある人が多い。
- Q. 似た俗説を見分けるには?
- A. スポーツのルールや道具の「昔はあった」という話は、その制度がいつ導入されたかを調べるとよい。
出典
- Penalty card— Wikipedia
- IFAB backtracks on blue card idea in sin bin trial - sources— ESPN (2024)
この記事について
執筆: DemaGase編集部 / 検証日: 2026-09-29 / 最終更新日: 2026-09-29
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