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誤り

「ギリシャには馬の死体から作る馬頭琴と、人の死体から作る人頭琴がある」は本当か?

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公開日 / 執筆 DemaGase編集部

結論

「ギリシャには馬の死体から作る馬頭琴と、人の死体から作る人頭琴がある」という説の判定は「誤り」。馬頭琴(モリンホール)はモンゴルの弦楽器で、馬の死体から生まれたという話は『スーホの白い馬』などの由来譚によるものだ。

判定

誤り

信頼できる資料で否定されている、または根拠がまったく確認できず、事実として扱えない説です。 「誤り」と判定した記事の一覧

よくある説(俗説)

ギリシャには、馬の死体を基にした「馬頭琴」と、人の死体を基にした「人頭琴」がある

ギリシャには、馬の死体から作られた「馬頭琴」と、人の死体から作られた「人頭琴」という楽器があるという話がある。死んだ馬の体から楽器が生まれるという物語が有名なため、似た楽器が他にもありそうに感じられる。

検証

馬頭琴はギリシャではなくモンゴルの民族楽器で、モンゴル語では「モリンホール(馬の楽器)」と呼ばれる。棹の先が馬の頭の形をしているため、日本では馬頭琴と呼ばれている。日本で広く知られる絵本『スーホの白い馬』では、死んだ白い馬が夢に現れ、自分の体で楽器を作るよう少年に告げ、その楽器が馬頭琴になったと語られる。ただし、これは楽器の由来にまつわる物語であり、実際の楽器が馬の死体から作られるわけではない。また、この物語の原典は1950年代に中国で整理されたものとされる。「人頭琴」という楽器については、ギリシャを含め存在を示す資料は見当たらない。

実際の有力説

馬頭琴(モリンホール)はモンゴルの弦楽器で、馬の死体から生まれたという話は『スーホの白い馬』などの由来譚によるものだ。ギリシャの楽器ではなく、「人頭琴」という楽器も確認できない。

なぜ広まったか

『スーホの白い馬』は日本で絵本として広く読まれており、「馬の体から楽器ができた」という話は多くの人の記憶に残っている。その印象的な物語を土台に、国名や対になる楽器を加えることで、もっともらしい雑学に仕立てられている。この話は嘘の雑学を意図的に集めたネット記事でも題材にされている。

見分け方

民話や伝説で語られる由来と、実際の歴史や製法は分けて考えるとよい。また、楽器や料理などの文化について聞いたときは、どの国・地域のものかを最初に確認すると、話の前提が崩れていないかを判断しやすい。

よくある質問

Q. 「ギリシャには馬の死体から作る馬頭琴と、人の死体から作る人頭琴がある」は本当?
A. 「誤り」です。馬頭琴はギリシャではなくモンゴルの民族楽器で、モンゴル語では「モリンホール(馬の楽器)」と呼ばれる。
Q. 「ギリシャには馬の死体から作る馬頭琴と、人の死体から作る人頭琴がある」という説の真相は?
A. 馬頭琴(モリンホール)はモンゴルの弦楽器で、馬の死体から生まれたという話は『スーホの白い馬』などの由来譚によるものだ。
Q. 「ギリシャには馬の死体から作る馬頭琴と、人の死体から作る人頭琴がある」という説はなぜ広まった?
A. 『スーホの白い馬』は日本で絵本として広く読まれており、「馬の体から楽器ができた」という話は多くの人の記憶に残っている。
Q. 似た俗説を見分けるには?
A. 民話や伝説で語られる由来と、実際の歴史や製法は分けて考えるとよい。

出典

この記事について

執筆: DemaGase編集部 / 検証日: 2026-09-29 / 最終更新日: 2026-09-29
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