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誤り

「ミラーボールはマグデブルクの半球がモチーフ」は本当か?

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公開日 / 執筆 DemaGase編集部

結論

「ミラーボールはマグデブルクの半球がモチーフ」という説の判定は「誤り」。ミラーボールは19世紀末にはすでに使われていた照明装飾で、1917年に「myriad reflector」として特許が取られた。

判定

誤り

信頼できる資料で否定されている、または根拠がまったく確認できず、事実として扱えない説です。 「誤り」と判定した記事の一覧

よくある説(俗説)

ミラーボールは、科学実験で使われた「マグデブルクの半球」をモチーフにしている

ダンスホールなどで光を反射して回るミラーボールは、17世紀の有名な真空実験「マグデブルクの半球」をモチーフにデザインされたという話がある。どちらも球形の物体であることから、つながりがありそうに見える。

検証

マグデブルクの半球は、1654年ごろにドイツのオットー・フォン・ゲーリケが行った実験で使われた、ぴったり合わさる2つの金属製の半球だ。内部の空気を抜くと、馬で引いても引き離せないほど強く密着することを示し、大気圧の大きさを示した。一方、ミラーボールについては、1897年に電気工の組合の舞踏会で「ミラーボール」が使われたという記録が知られており、1917年にはアメリカのルイス・バーナード・ウースト(Louis Bernard Woeste)が「myriad reflector(無数の反射体)」として特許を取っている。1920年代にはナイトクラブで広く使われるようになった。ミラーボールは光を多方向に散らす照明器具として発展したもので、真空実験の半球をモチーフにしたことを示す記録は見当たらない。

実際の有力説

ミラーボールは19世紀末にはすでに使われていた照明装飾で、1917年に「myriad reflector」として特許が取られた。形が球であるという共通点はあるが、マグデブルクの半球をモチーフにしたという根拠はない。

なぜ広まったか

有名な科学実験と身近な道具を「形が似ている」という点で結びつけると、意外性のある由来話になる。学校の理科で習う実験名が登場すると、知識に裏付けられた話のように感じられる。この話は嘘の雑学を意図的に集めたネット記事でも題材にされている。

見分け方

「〜をモチーフにしている」という話は、見た目の類似だけで作ることができる。考案者や特許、当時の記録など、作り手側の意図を示す資料があるかを確認すると判断しやすい。

よくある質問

Q. 「ミラーボールはマグデブルクの半球がモチーフ」は本当?
A. 「誤り」です。マグデブルクの半球は、1654年ごろにドイツのオットー・フォン・ゲーリケが行った実験で使われた、ぴったり合わさる2つの金属製の半球だ。
Q. 「ミラーボールはマグデブルクの半球がモチーフ」という説の真相は?
A. ミラーボールは19世紀末にはすでに使われていた照明装飾で、1917年に「myriad reflector」として特許が取られた。
Q. 「ミラーボールはマグデブルクの半球がモチーフ」という説はなぜ広まった?
A. 有名な科学実験と身近な道具を「形が似ている」という点で結びつけると、意外性のある由来話になる。
Q. 似た俗説を見分けるには?
A. 「〜をモチーフにしている」という話は、見た目の類似だけで作ることができる。

出典

この記事について

執筆: DemaGase編集部 / 検証日: 2026-09-29 / 最終更新日: 2026-09-29
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