「線香を24時間吸い続けると麻薬と同じトリップ効果がある」は本当か?
公開日 / 執筆 DemaGase編集部
結論
「線香を24時間吸い続けると麻薬と同じトリップ効果がある」という説の判定は「誤り」。線香の煙を長時間吸っても麻薬と同じトリップ効果が得られるという根拠はなく、むしろ煙に含まれる有害物質による健康リスクが指摘されている。
判定
信頼できる資料で否定されている、または根拠がまったく確認できず、事実として扱えない説です。 「誤り」と判定した記事の一覧
よくある説(俗説)
線香の煙を24時間吸い続けると、麻薬を吸ったときと同じトリップ効果を味わう
線香の煙を24時間吸い続けると、麻薬を吸ったときのようなトリップ効果が得られるという話がある。線香には独特の香りがあり、寺院の厳かな雰囲気とも結びついているため、意識に何らかの作用がありそうに感じられる。
検証
線香などの香の煙には、粒子状物質(PM2.5など)、一酸化炭素、揮発性有機化合物、多環芳香族炭化水素(PAH)などが含まれることが研究で報告されている。寺院で働く人を対象にした研究では、ベンゼンなどへの曝露が高く、長期的な健康影響が懸念されている。一方、線香の煙を長時間吸うことで麻薬と同じような精神作用が起きることを示した研究は確認できない。長時間吸い続けることで起こりうるのは、気道への刺激や健康リスクの増加である。
実際の有力説
線香の煙を長時間吸っても麻薬と同じトリップ効果が得られるという根拠はなく、むしろ煙に含まれる有害物質による健康リスクが指摘されている。
なぜ広まったか
香りが気分に影響するという経験や、宗教儀式と「神秘的な体験」を結びつけるイメージが背景にあると考えられる。この話は嘘の雑学を意図的に集めたネット記事でも題材にされている。
見分け方
身近なものに「麻薬のような作用」があるという話は、どんな成分が、どの量で作用するのかが示されているかを確認するとよい。刺激的な効果の話ほど、健康への害が見落とされていないかにも注意したい。
よくある質問
- Q. 「線香を24時間吸い続けると麻薬と同じトリップ効果がある」は本当?
- A. 「誤り」です。線香などの香の煙には、粒子状物質(PM2.5など)、一酸化炭素、揮発性有機化合物、多環芳香族炭化水素(PAH)などが含まれることが研究で報告されている。
- Q. 「線香を24時間吸い続けると麻薬と同じトリップ効果がある」という説の真相は?
- A. 線香の煙を長時間吸っても麻薬と同じトリップ効果が得られるという根拠はなく、むしろ煙に含まれる有害物質による健康リスクが指摘されている。
- Q. 「線香を24時間吸い続けると麻薬と同じトリップ効果がある」という説はなぜ広まった?
- A. 香りが気分に影響するという経験や、宗教儀式と「神秘的な体験」を結びつけるイメージが背景にあると考えられる。
- Q. 似た俗説を見分けるには?
- A. 身近なものに「麻薬のような作用」があるという話は、どんな成分が、どの量で作用するのかが示されているかを確認するとよい。
出典
- Health and Environmental Risks of Incense Smoke: Mechanistic Insights and Cumulative Evidence— Journal of Inflammation Research
- Potential health effects of exposure to carcinogenic compounds in incense smoke in temple workers— Chemico-Biological Interactions
この記事について
執筆: DemaGase編集部 / 検証日: 2026-09-29 / 最終更新日: 2026-09-29
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