「哺乳類の鳴き声は周波数がすべて同じ」は本当か?
公開日 / 執筆 DemaGase編集部
結論
「哺乳類の鳴き声は周波数がすべて同じ」という説の判定は「誤り」。哺乳類の鳴き声の周波数は種によって大きく異なり、ゾウの超低周波からコウモリの超音波まで幅広い。
判定
信頼できる資料で否定されている、または根拠がまったく確認できず、事実として扱えない説です。 「誤り」と判定した記事の一覧
よくある説(俗説)
哺乳類の鳴き声は、周波数がすべて同じである
哺乳類の鳴き声は、種類が違っても周波数(音の高さ)はすべて同じだという話がある。哺乳類は同じような声帯の仕組みで声を出すため、音の高さも共通しているように思われることがある。
検証
哺乳類の鳴き声の周波数は、種によって大きく異なる。ゾウは人間には聞こえない20ヘルツ以下の低周波(超低周波音)を含む鳴き声を出し、遠く離れた仲間とやり取りすることが知られている。反対に、コウモリは人間の可聴域(おおよそ20ヘルツ〜2万ヘルツ)を大きく超える超音波を使い、エコーロケーション(反響定位)で獲物を探す。コウモリの発声を調べた研究では、その鳴き声は1キロヘルツから120キロヘルツにわたり、哺乳類で最も高い基本周波数を出すと報告されている。同じ種の中でも、個体や状況によって鳴き声の高さは変わる。
実際の有力説
哺乳類の鳴き声の周波数は種によって大きく異なり、ゾウの超低周波からコウモリの超音波まで幅広い。すべて同じ周波数ということはない。
なぜ広まったか
「哺乳類には共通点がある」という一般論は受け入れられやすく、人間に聞こえない音の存在を意識しにくいことも誤解を生みやすい。科学用語の「周波数」が入ることで、専門的な事実のように聞こえる。この話は嘘の雑学を意図的に集めたネット記事でも題材にされている。
見分け方
「すべての〜は同じ」という主張は、例外が一つでもあれば成り立たない。身近な例(動物の鳴き声の高さの違いなど)を思い浮かべるだけで、反例が見つかることが多い。
よくある質問
- Q. 「哺乳類の鳴き声は周波数がすべて同じ」は本当?
- A. 「誤り」です。哺乳類の鳴き声の周波数は、種によって大きく異なる。
- Q. 「哺乳類の鳴き声は周波数がすべて同じ」という説の真相は?
- A. 哺乳類の鳴き声の周波数は種によって大きく異なり、ゾウの超低周波からコウモリの超音波まで幅広い。
- Q. 「哺乳類の鳴き声は周波数がすべて同じ」という説はなぜ広まった?
- A. 「哺乳類には共通点がある」という一般論は受け入れられやすく、人間に聞こえない音の存在を意識しにくいことも誤解を生みやすい。
- Q. 似た俗説を見分けるには?
- A. 「すべての〜は同じ」という主張は、例外が一つでもあれば成り立たない。
出典
この記事について
執筆: DemaGase編集部 / 検証日: 2026-09-29 / 最終更新日: 2026-09-29
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