「ヘリポートの設置場所には規定がない」は本当か?
公開日 / 執筆 DemaGase編集部
結論
「ヘリポートの設置場所には規定がない」という説の判定は「誤り」。ヘリコプターの離着陸場所には航空法による規制があり、空港等以外の場所で離着陸するには国の許可が必要である。
判定
信頼できる資料で否定されている、または根拠がまったく確認できず、事実として扱えない説です。 「誤り」と判定した記事の一覧
よくある説(俗説)
ヘリポートの設置場所には特に規定がなく、北海道の寺には境内の真ん中にヘリポートが設置されている
ヘリポートはどこに作ってもよく、実際に北海道の寺には境内の真ん中にヘリポートがあるという話がある。ビルの屋上や病院など、意外な場所にヘリポートがあることは知られているため、決まりが緩いように感じられる。
検証
航空法では、航空機は原則として空港等以外の場所で離着陸してはならないとされ、ヘリポートなどの飛行場を設置するには国の許可が必要である。空港等以外の場所で離着陸する場合も、航空法第79条ただし書に基づく国土交通大臣(地方航空局長)の許可を受ける必要があり、こうした場所は「場外離着陸場」と呼ばれる。許可にあたっては、周囲の障害物や進入の経路などの安全基準が審査される。北海道の寺の境内にヘリポートがあるという具体的な事例は確認できなかった。
実際の有力説
ヘリコプターの離着陸場所には航空法による規制があり、空港等以外の場所で離着陸するには国の許可が必要である。
なぜ広まったか
屋上や河川敷など、思いがけない場所でヘリコプターが離着陸する様子を見かけることがあり、「どこでもよい」という印象につながりやすい。寺とヘリポートという意外な組み合わせも、話を印象的にしている。この話は嘘の雑学を意図的に集めたネット記事でも題材にされている。
見分け方
「実は規定がない」という話は、関係する法律や所管官庁の案内を確認するとよい。見かけ上自由に見えるものでも、許可や届出の仕組みが背後にあることが多い。
よくある質問
- Q. 「ヘリポートの設置場所には規定がない」は本当?
- A. 「誤り」です。航空法では、航空機は原則として空港等以外の場所で離着陸してはならないとされ、ヘリポートなどの飛行場を設置するには国の許可が必要である。
- Q. 「ヘリポートの設置場所には規定がない」という説の真相は?
- A. ヘリコプターの離着陸場所には航空法による規制があり、空港等以外の場所で離着陸するには国の許可が必要である。
- Q. 「ヘリポートの設置場所には規定がない」という説はなぜ広まった?
- A. 屋上や河川敷など、思いがけない場所でヘリコプターが離着陸する様子を見かけることがあり、「どこでもよい」という印象につながりやすい。
- Q. 似た俗説を見分けるには?
- A. 「実は規定がない」という話は、関係する法律や所管官庁の案内を確認するとよい。
出典
- 空港等以外の場所における離着陸の許可等に係る連絡先— 国土交通省
- 場外離着陸場— ウィキペディア日本語版
この記事について
執筆: DemaGase編集部 / 検証日: 2026-09-29 / 最終更新日: 2026-09-29
上記の出典をもとに検証しています。検証方針と運営者はこのサイトについてをご覧ください。