「アメリカのピックは主に鹿の角で作られている」は本当か?
公開日 / 執筆 DemaGase編集部
結論
「アメリカのピックは主に鹿の角で作られている」という説の判定は「誤り」。現在のピックはセルロイドやナイロン、アセタール樹脂などのプラスチック製が主流で、角や骨を使ったピックは一部の手作り品にとどまる。
判定
信頼できる資料で否定されている、または根拠がまったく確認できず、事実として扱えない説です。 「誤り」と判定した記事の一覧
よくある説(俗説)
ピックの生産量が世界一のアメリカでは、主に鹿の角を削ってピックとして販売している
ギターのピックの生産量が世界一のアメリカでは、主に鹿の角を削ってピックを作っているという話がある。ピックにはべっ甲模様のものや天然素材のものもあるため、動物由来の素材が主流だと思われることもある。
検証
ピックは古くは動物の角や骨、べっ甲などで作られ、現在も角や骨を使った手作りのピックは存在する。しかし現在の主流はプラスチックで、1920年代に普及したセルロイド、1960年代に登場したナイロン、ダンロップの「トーテックス」に代表されるアセタール樹脂などが広く使われている。2019年の小売店調査では、トーテックス、セルロイド、ナイロンのピックが売り上げの大半を占めたと報じられている。国別の生産量ランキングを示す信頼できる統計も確認できず、「アメリカが世界一で、主に鹿の角を使っている」という根拠はない。
実際の有力説
現在のピックはセルロイドやナイロン、アセタール樹脂などのプラスチック製が主流で、角や骨を使ったピックは一部の手作り品にとどまる。
なぜ広まったか
べっ甲や角などの天然素材が使われてきた歴史があるため、動物由来の素材という話に一定の説得力がある。「生産量世界一」という具体的な肩書きも本当らしさを加えている。この話は嘘の雑学を意図的に集めたネット記事でも題材にされている。
見分け方
「主に〜で作られている」という話は、実際に流通している製品の素材表示やメーカーの説明を確認するとよい。昔の製法と現在の主流が混同されていないかにも注意したい。
よくある質問
- Q. 「アメリカのピックは主に鹿の角で作られている」は本当?
- A. 「誤り」です。ピックは古くは動物の角や骨、べっ甲などで作られ、現在も角や骨を使った手作りのピックは存在する。
- Q. 「アメリカのピックは主に鹿の角で作られている」という説の真相は?
- A. 現在のピックはセルロイドやナイロン、アセタール樹脂などのプラスチック製が主流で、角や骨を使ったピックは一部の手作り品にとどまる。
- Q. 「アメリカのピックは主に鹿の角で作られている」という説はなぜ広まった?
- A. べっ甲や角などの天然素材が使われてきた歴史があるため、動物由来の素材という話に一定の説得力がある。
- Q. 似た俗説を見分けるには?
- A. 「主に〜で作られている」という話は、実際に流通している製品の素材表示やメーカーの説明を確認するとよい。
出典
- Guitar pick— Wikipedia
- The (Surprisingly Long) History of the Guitar Pick— Premier Guitar
この記事について
執筆: DemaGase編集部 / 検証日: 2026-09-29 / 最終更新日: 2026-09-29
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