「ウニは年を取ると針が抜けて白くなる」は本当か?
公開日 / 執筆 DemaGase編集部
結論
「ウニは年を取ると針が抜けて白くなる」という説の判定は「誤り」。ウニは年を取っても棘を再生する能力を保つことが研究で示されており、加齢で棘が抜けて白くなるという根拠はない。
判定
信頼できる資料で否定されている、または根拠がまったく確認できず、事実として扱えない説です。 「誤り」と判定した記事の一覧
よくある説(俗説)
ウニは年を取ると針がだんだん抜けて、全体が白くなる
ウニは年を取ると針が少しずつ抜けていき、最後には全体が白くなるという話がある。人間の髪が年齢とともに薄くなったり白くなったりすることを連想させるため、分かりやすく感じられる。
検証
ウニは棘皮動物の仲間で、一生を通じて成長を続け、傷ついた棘や管足を再生する能力を持つ。寿命の異なる複数種のウニを比較した研究では、年を取った個体でも切断された棘や管足を再生する能力が保たれていることが報告されている。ウニが死んだり病気になったりすると棘が抜け落ちて殻が見えることはあるが、加齢によって棘が抜け、全体が白くなるという現象を示す根拠は確認できない。
実際の有力説
ウニは年を取っても棘を再生する能力を保つことが研究で示されており、加齢で棘が抜けて白くなるという根拠はない。
なぜ広まったか
人間の加齢による白髪や脱毛のイメージが、ほかの生き物に当てはめられやすい。死んだウニの殻が白っぽく見えることが、加齢の話と混同された可能性もある。この話は嘘の雑学を意図的に集めたネット記事でも題材にされている。
見分け方
動物の老化についての話は、人間の老化のイメージを当てはめていないかを確認するとよい。生物学の研究や専門機関の解説で、その種に特有の性質を調べたい。
よくある質問
- Q. 「ウニは年を取ると針が抜けて白くなる」は本当?
- A. 「誤り」です。ウニは棘皮動物の仲間で、一生を通じて成長を続け、傷ついた棘や管足を再生する能力を持つ。
- Q. 「ウニは年を取ると針が抜けて白くなる」という説の真相は?
- A. ウニは年を取っても棘を再生する能力を保つことが研究で示されており、加齢で棘が抜けて白くなるという根拠はない。
- Q. 「ウニは年を取ると針が抜けて白くなる」という説はなぜ広まった?
- A. 人間の加齢による白髪や脱毛のイメージが、ほかの生き物に当てはめられやすい。
- Q. 似た俗説を見分けるには?
- A. 動物の老化についての話は、人間の老化のイメージを当てはめていないかを確認するとよい。
出典
- Maintenance of somatic tissue regeneration with age in short- and long-lived species of sea urchins— Bodnar & Coffman, Aging Cell (2016)
- ウニ— ウィキペディア日本語版
この記事について
執筆: DemaGase編集部 / 検証日: 2026-09-29 / 最終更新日: 2026-09-29
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