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誤り

「触り」は『話の最初の部分』意味か?

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よくある説(俗説)

『触り』は、話などの最初の部分を意味する

『本の触りだけ読む』『話の触りを説明する』という場合、『最初の部分』『導入部』という意味で使われることが多い。

検証

この使い方は広く見られるが、本来の意味とはずれている。辞書では『触り』は、もともと義太夫節などで一番の聞きどころとされる箇所を指し、そこから転じて『話や文章などで最も感動的、印象的な部分』を意味する。つまり、『冒頭』ではなく『肝心なところ』『見せ場』に近い語である。

実際の有力説

『触り』の本来の意味は、芸能や話の中の中心となる見どころ・聞きどころである。単に『最初の部分』を言いたいときは、『冒頭』『出だし』『序盤』などの表現の方が正確である。

なぜ広まったか

会話では『少しだけ触れる』『軽く紹介する』といった表現と混ざりやすく、『触り=話の最初を少しだけ』というイメージが広まったと考えられる。また、日常で義太夫節の本来の意味に触れる機会が少ないことも一因である。

見分け方

意味が曖昧な言葉は、元の専門用語での使われ方を確認すると理解しやすい。『触り』は『導入』ではなく『聞きどころ』から来た語だと押さえると誤用を避けやすい。

出典

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