一部誤り
「サンリオ=山梨王」は本当か?
よくある説(俗説)
株式会社サンリオの社名は、山梨県出身の創業者が「山梨の王になりたい」と考え、「山梨王」と名付けたことに由来する
サンリオ創業者の辻信太郎氏は山梨県出身で、前身会社も「山梨シルクセンター」だったため、社名の「サンリオ」は「山梨王(さんりおう)」を縮めたものだ、と説明されることがある。
検証
創業者が山梨県出身であること、サンリオの前身が「山梨シルクセンター」であることは事実。しかし、株式会社サンリオは社名の由来をスペイン語の「San Rio」と説明しており、「山梨王」や「山梨の王になりたい」という説明は公式な由来として確認できない。
実際の有力説
サンリオ公式サイトでは、Sanは英語のSaintにあたる「聖らか」、Rioは「河」を意味し、Sanrioは「聖なる河」を表す言葉だと説明している。そこには「河のほとりに聖らかな文化を築きたい」「思いやりを持ち、仲良く暮らせるコミュニティを作りたい」という創業理念が込められているとされる。
なぜ広まったか
前身社名に「山梨」が入っていること、創業者が山梨県出身であること、「サンリオ」と「山梨王」の音が似ていることが重なり、語呂合わせとして覚えやすい俗説になったと考えられる。
見分け方
社名や商品名の由来は、音が似ている語呂合わせだけで判断しない。会社の公式沿革、創業者メッセージ、図書館のレファレンス記録など、由来を明示した資料にあたると見分けやすい。
出典
- 創業者よりメッセージ— 株式会社サンリオ
- サンリオのあゆみ— 株式会社サンリオ
- 株式会社サンリオの社名の由来について知りたい。— レファレンス協同データベース