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誤り

「琴線に触れる」は『怒りを買う』意味か?

言葉言葉誤用慣用句国語

よくある説(俗説)

『琴線に触れる』は、怒りを買ってしまうことを意味する

『上司の琴線に触れてしまった』のように、『相手を怒らせる』『気に障る』という意味で使われることがある。

検証

この使い方は『逆鱗に触れる』と混同した誤用である。辞書では『琴線に触れる』は、良いものや素晴らしいものに触れて感銘を受けること、感動や共鳴を与えることを意味する。『怒りを買う』という意味は本来含まれない。

実際の有力説

『琴線に触れる』は、人の心の奥にある感じやすい心情に触れて、深い感動や共鳴を呼び起こすことを表す。怒らせる意味を言いたいなら、『逆鱗に触れる』『気に障る』などを使う方が正確である。

なぜ広まったか

『〜に触れる』という形が同じであることから、『逆鱗に触れる』と混同されやすい。また、『琴線』という語が日常ではなじみが薄く、意味が直感的に取りにくいことも誤用の広がりにつながっている。

見分け方

似た形の慣用句は、後半だけで意味を推測しないことが大切。特に『逆鱗』『琴線』のように核になる語の意味を辞書で確認すると、混同を避けやすい。

出典

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