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「日本初の自動販売機はタバコ」は本当か?

歴史歴史自動販売機タバコ明治

よくある説(俗説)

日本で初めての自動販売機はタバコの自動販売機だった

日本は飲料自販機の印象が強いため、最初の自動販売機も飲み物だったと思われがちだが、実は明治時代のタバコ自動販売機が最初だった、という雑学として語られる。

検証

この主張はおおむね正しい。日本大百科全書やコトバンク収録の世界大百科事典は、日本では1888年(明治21年)に俵谷高七が発明したたばこ自動販売機が最初だと説明している。この機械は東京で開かれた内国勧業博覧会に出品され、特許も得たとされる。一方で、現存する日本最古の自動販売機としてよく紹介されるのは、同じ俵谷高七が1904年(明治37年)に考案した「自働郵便切手葉書売下機」である。

実際の有力説

より正確には、「日本初の自動販売機として記録されるのは1888年のタバコ自動販売機。ただし現存する日本最古の自動販売機は1904年の切手・葉書販売機」である。飲料自販機が本格的に普及するのは戦後、とくに1960年代以降で、現在の自販機大国のイメージとは時代がかなり離れている。

なぜ広まったか

タバコ自販機は昭和以降にも身近で、初期の自販機史と結びつけて覚えやすい。一方で、博物館で見られる現存最古の機械が切手・葉書販売機であるため、「初めて」と「現存最古」が混ざって混乱しやすい。

見分け方

技術史の『初』を読むときは、考案、特許、出品、実用化、現存最古を分けて確認する。どれを指しているかで答えが変わるため、年号と資料の言い方を見ると誤解を避けやすい。

出典

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