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⚠️ 一部誤り

「コーヒーを飲むと脱水する」は本当か?

科学・医学食べ物コーヒーカフェイン健康2026-04-18

よくある説(俗説)

コーヒー(カフェイン)には利尿作用があり、飲むと脱水症状になる

コーヒーには利尿作用があるため、水分補給にならないどころか逆に脱水を引き起こす。運動前や暑い日には飲まないほうが良い。

検証

カフェインに利尿作用があることは事実。しかし、コーヒーを適量(1日3〜4杯程度)飲んだ場合、コーヒーに含まれる水分量の方が利尿による水分喪失量より多く、結果として水分補給に貢献するという研究結果が出ている。カフェイン耐性がある人ではその差がさらに小さい。

実際の有力説

習慣的にコーヒーを飲んでいる人では、カフェインへの耐性が形成されるため利尿効果は弱まる。2014年英バーミンガム大学の研究では、適度なコーヒー摂取は水と同等の水分補給効果を持つと結論付けている。ただし、カフェインを摂り慣れていない人や大量摂取の場合は脱水リスクがある点は注意が必要。

なぜ広まったか

カフェインの利尿作用が医学的な事実であることから、「コーヒー=脱水」という単純化が起きた。医師や専門家がかつて「コーヒーは水分補給にならない」と誤った形でアドバイスしていたことも普及に寄与した。

見分け方

「AにはB効果がある」と「AをするとBになる」は異なる。複数の研究を参照し、量・条件・個人差を考慮した上で結論を出すことが重要。

出典

  • Killer et al. (2014) No Evidence of Dehydration with Moderate Daily Coffee Intake. PLOS ONE.Killer SC et al.
  • 欧州食品安全機関(EFSA) カフェインに関する科学的意見書 (2015)EFSA

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