❌ 誤り
「血液型で性格がわかる」は本当か?
科学・医学性格疑似科学心理血液型2026-04-12
よくある説(俗説)
A型は几帳面、O型はおおらか、B型はマイペース、AB型は二重人格など、血液型で性格が決まる
A型は几帳面・神経質、O型はおおらか・リーダー気質、B型はマイペース・自己中心的、AB型は二面性があるという性格分類が広く信じられている。
検証
血液型性格診断は科学的根拠のない疑似科学とされている。多数の大規模研究が行われたが、血液型と性格の間に統計的に有意な相関は確認されていない。日本・韓国など一部のアジア諸国以外ではほとんど信じられておらず、研究者も否定的な結論を出している。
実際の有力説
血液型(ABO式)はABO抗原という赤血球表面の糖鎖構造の違いにすぎない。性格は遺伝・環境・経験などの複合要因で決まるものであり、血液型が性格に影響するという生物学的メカニズムは存在しない。「バーナム効果(誰にでも当てはまる曖昧な記述を自分のことだと感じる心理)」が信念を強化している。
なぜ広まったか
1927年に日本の心理学者・古川竹二が「血液型気質相関説」を提唱したのが原型。1970年代に能見正比古の本がベストセラーになり大衆に広まった。「星座占いよりも根拠がありそう」という印象と4分類という覚えやすさが普及を後押しした。
見分け方
「信じたい話=真実」ではない。科学的根拠は査読論文・メタ分析の結果で判断する。バーナム効果を知ると「なんとなく当たってる気がする」の仕組みが理解できる。
出典
- Nawata (2014) There is no meaningful relationship between blood type and personality. Japanese Journal of Psychology.— 縄田健悟
- 「血液型と性格」の社会史(北大路書房)— 坂元章ほか